Edの実家は、アイダホ州に近いオレゴン州の小さな町にあります。
まさに、It's in middle of nowhere!
シアトルからは車で6~7時間です。雪が降ると8時間になることも。
付き合いだしてからほぼ毎年、クリスマスをEdの家族と過ごしているのですが、いつもは、年末の激務を引きずったまま日本から飛んできて、すぐに車で連れていかれるのがパターンだったので、実は、今まで全行程を起きていた試しがありません(>_<)
しかし、今年のクリスマスは、時差ボケも疲れもないし、義弟も一緒に行くし、ちゃんと起きていようと思い、道中に何か面白いものがないかと調べたりしていました。
そこで見つけたのが、Spudnut Shop。
皆さん、Spudnutって知ってますか??
私は今回初めて知りました。
左の絵は、1948年発行のLifeMagazineに載っていた広告です。
Mr.Spudnutという微妙なキャラクター(でも可愛い…)。このキャラクター、とっても有名だったみたいです。
最初に見つけたのは、アメリカの料理本の中。
ドーナツが大好きで、ドーナツ欄を見ていたら、Spudnutという単語とどう見てもドーナツにしか見えない写真。
ううむ。Dough(パン生地)ではなく、Spud(スラングでジャガイモ)でできたドーナツ!?
不思議だ・・・
実は、そのあとすっかり忘れていたのですが、Edの実家までの途上にあるRichlandに、Spudnut shopという評判のよいカフェ(?ファミレス?)があるのを見つけ、再び興味津々!
これは、行かないと!と、出発前から行きたい行きたいとEdと義弟にアピールし、連れて行ってもらいました。
シアトルから車で3時間で到着です。
お店は、よくある普通の外見。
中を見ると、ドーナツだけでなく、サンドウィッチ、ハンバーガー、スープ、サラダなども食べられるようなので、昼食にすることに。
1948年から営業しているらしく、内装は古いですが、地元の人に愛されてるのかなーと思えるようなあったかい感じのお店。
地元らしき人々が次から次にやってきて、お昼を食べたり、お茶したり、スパッドナッツを買って帰ったり、結構にぎわっています。
スパッドナッツショップは、1946年にソルトレイクシティでPelton兄弟が始め、チェーン店が全米にどんどん広がって一世を風靡していたみたいです。キャッチフレーズがアラスカからメキシコまでで、1948年には200店舗あったそうですよ。
残念ながら1980年に親会社が撤退し、ほとんどのチェーン店も閉鎖、今は、全米で11州に40店舗しかないみたいです。ほとんどがカリフォルニア州にあって、ワシントン州にはこのお店だけ!!貴重です。
私達は、お義父さんとお義母さんへのお土産も兼ねて、お持ち帰りで1ダースお願いしました。
全種類頼んでも1ダースにはならず、適当に取り交ぜてもらいました。
見た目は、素朴なドーナツといった風情ですね。
店内に山積みになっている段ボールに薄紙を敷いて、ボンボンボンッとスパッドナッツを入れてくれ、最後は同じ薄紙を被せてホチキスでバチバチッと留めて渡されました。
Edは、蓋をもらえるものと思っていたらしく、レジ前でしばらく佇んでいましたが、蓋はないと分かって少し面喰っていたようです(笑)
お味の方は、とっても素朴でした。正直、ドーナツと凄い違う!という訳ではなかったのですが、生地はパサパサしてなくて、甘味もとっても控えめで、油ぎってなくて、個人的にはなかなか好みでした。
クリスマスの日には、1日に2つも食べてしまいましたよ。
この周辺、ワイナリーなどもあるみたいなので、近くまでお立ち寄りの際には試してみてください。
お昼に食べたフレンチ・ディップ(スープに浸して食べるローストビーフのサンドウィッチ)やチリフライなども美味しかったですよ。
良ければ押してくださいね。
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今年の5月、仕事を辞め、住み慣れたニューヨークを離れて、別居婚だった夫の住むテネシーに引っ越してきたばかりでした。南部の人々の優しさに触れ、laid-backなライフスタイルにもなじんできたところだったので、離れるのは残念ですが、ZIZIさんのブログのおかげで、すっかりシアトルの新生活が楽しみになりました(KOKOちゃんの成長ぶりも、とても楽しみに読ませて頂いています)。古い日付のエントリーに遡って読んでいるうちに、ご主人のご実家の記述に行き当たり、私もアイダホとの州境のオレゴンの小さな街に1年少々住んだことがあり(20年前ですが)、つい嬉しくなってコメントを送らせて頂いた次第です。
予定日が近づき、ご準備等いろいろと大変だと思いますが、素敵なブログ、これからも楽しみにしています。また、元気なベビちゃんがお生まれになることを、心からお祈りいたします!