台湾では、昨日から、日本選手も参加しているフィギュアスケートの四大陸選手権が始まりました。アメリカでは見ることができないので、インターネットのニュースと現地にいる友達からのレポートで我慢しています・・・
アメリカでは、昨夜、フィギュアスケート映画 “RISE” が、一夜限りで上映されると言うので、事前にチケットを予約して、近所の映画館に行ってまいりました。
この映画は、今から丁度50年前の1961年に、ベルギーで起こった悲劇の詳細と、志半ばで亡くなった選手達の希望や夢が、新しい世代に引き継がれ、Rise(高みに昇っていく)する様子が描かれています。
上の写真は、搭乗前の記念写真の印刷です。上映後に配られました。
私は(Edも)、全く知りませんでしたが、1961年2月15日、プラハで開かれる予定だったフィギュアスケート世界選手権に向けて、アメリカから飛び立った飛行機が、ベルギーで墜落、搭乗していた全米チャンピオンの選手総勢18名、トップコーチ6名、審査員や選手の家族など、総勢70名以上が亡くなったそうです。(この事故によって、1961年の世界選手権は中止)
映画は、亡くなった選手やコーチの生前の映像と、当時を知る関係者、家族、そして、事故の直後に設立されたメモリアル基金(現在もあります)によって援助を受け、アメリカに五輪メダルをもたらした選手達が、亡くなった方々や事故、アメリカのフィギュアスケート界への思いを語るというものでした。
古い映像は劣化もあって質が悪いのですが、それでも、亡くなった選手達の演技は、素晴らしいものでした。
映画は、9回も全米女王に輝き、その後、トップコーチとして活躍していたMaribel Vinson Owen(マリベル・ヴィンソン・オーウェン)と、その二人の娘で1961年の全米女王Laurence(ローレンス)と、ペアで優勝した(little)Maribel(母と同じ名前、マリベル)にスポットが当てられていました。マリベルコーチは、今のアメリカの伝説的コーチであるFrank Carrol(フランク・キャロル)のコーチでもありました。