今月に入ってから、ずっと体調不良が続いていた私。
原因もよく分からず、不安な日々を過ごしていたのですが、なんと、先日、妊娠していることが判明いたしました。
グリーンカードの面接を受けた際、将来計画について聞かれ、仕事をしたいなど、自分達のことばかり答えて、面接官に呆れた顔をされた私達。面接官は、いわゆる家族計画について聞きたかったらしいのですが、私もEdも、一瞬、ぽかんとしてしまったほど、子どものことは、思いつきもしなかったのでした。
とはいえ、結婚=私のアメリカ移住、を考えだした数年前から、時々、話し合っており、何となくは、決めてありました。それは、「ある程度まで自然妊娠にトライして、子どもが授からなかった場合は、途上国から養子を迎える」ということです。
日本では、人種の違う子どもを、裕福でもない家庭が、養子として迎えるということは、あまり現実感のない話だと思います。アメリカでは、セレブリティが養子を迎えるという話はよくニュースになりますし、ドラマや映画でも取り上げられています。シアトルの街を歩いていても、養子と思しき子どもを連れている夫婦を見かけることも、少なくありません。実態として、アメリカで、養子をとることが一般的なことなのかどうかは、私にはよく分かりませんが、子どもを産みたい、というよりも、子どもを育てたい、という気持ちが強い私達にとって、実子が無理なら、養子を迎えたいという考えは、とても自然なことでした。
なぜなら、Ed自身が、養子だからです。
ここ数年、養子を迎えることについては、ぽつぽつとですが、調べており、ポジティブな面だけではなく、ネガティブな面があることも、分かっています。Ed自身が、葛藤を抱えていたり、心ない人の興味本位の言葉で傷つくことが多いことも、理解しています。
でも、裕福とは到底言えない家庭環境で育ってきたEd自身から、「アメリカに来るチャンスをもらえて、本当に良かった。今の両親に育ててもらえて幸せだと思う。自分の子どもを育てたい気持ちもあるけれど、それが無理なら、自分のような境遇の子どもを自分達でも育てられたら凄く嬉しい。」と言われたときに、何の屈託もなく、賛成できました。私自身が、血の繋がりよりも、精神的な繋がりや自己の経験・記憶の継承が、家族を形成するのに必要だと思っているからかもしれません。
それから、この11年、Edの一家を見続けてきたことも、大きく影響しています。全員、血が繋がっていない家族ですが、いいところも悪いところも含めて、「家族」としか形容できない空気がそこにあるのです。彼等を見ていると、血が繋がってなくても家族にはなれる、という思いを強くします。
ただ、一方で、物心ついてからずっと、血縁者に一度も会ったことがないEdに、血を分けた子どもを産んであげたいという思いも、どこかでありました。ただ、私は間もなく37歳。自然妊娠に挑戦するにしても、養子を迎えるにしても、いつまでも決断を延ばせる訳でもなく、いつまで自然妊娠にトライして、いつ諦めるのかということを、決断しなくてはいけない、と話し始めていたところでした。
そんな状況での妊娠発覚で、もちろん、これまで、計画どおりに人生が進んだことなどないのですが、正直なところ、私もEdも、かなり戸惑いました。でも、10週目に入って、心配していた心音が確認でき、今は、二人とも、心の底から嬉しく思っています。しかも、予定日が、亡き父の誕生日に近く、母にはただの偶然でしょ、と一蹴されましたが、何となく、今年13回忌を迎える父の計らいかな、という気もしています。もちろん、まだまだ安定期ではないので、どうなるかは分かりませんが、無事にこの世に出てきてほしいなと思っています。
日々勉強中ですが、丁度、日本の友人が私より1ヶ月早く妊娠し、日本の妊婦事情も教えてもらっているので、これからは、日米の違いなんかもご紹介できたらな、と思っています。既に、様々な違いに驚いてばかりなので。
これからも、応援、よろしくお願いします♪
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嬉しいですね。きっとご主人のご家族も、大喜びされていることだと思います!