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ここのところ、図書館で調べ物をすることがあり、定期的にダウンタウンのシアトル中央図書館に足を運んでいます。
前回行ったときに、最寄り駅のUniversity Street周辺を散策していたところ、1ブロック行ったところにシアトル美術館(SAM)があることに気づきました。美術館は大好きなので、早速ロビーだけでも見てみよう~と、入って、各種パンフレットを頂いて帰りました。
その中に、年間メンバーシップのパンフレットがあり、凄く気になっていました。
日本だと、私立の美術館なんかは、不安定な入場料だけで運営するのは厳しいです。そのため、年間メンバーシップやギフトショップの売り上げなどで固定収入を確保しているので、年間メンバーシップは10,000円とかします。民間企業がCSRの一環でやっている場合は、また別ですが。
一方、公立の美術館の場合、自治体の補助金や予算配分で費用負担がなされているので、かなり入場料が抑えられていても、年間メンバーシップを設定している美術館はほとんどなかったと思われます。
最近は、自治体の直営ではなく、財団法人が運営していることが多いせいか、天下りの問題もありますし、自立しろと、予算がどんどんカットされているようなので、公立でも年間メンバーシップを設定している美術館も出てきています。(公共サービスは無料か破格に安いことに慣れている住民に反発されるので、大抵はかなり低い価格設定ですが。存在意義を主張するために、入場人数を増やすことが目的なのかもしれません。)
このような日本の状況を考えると、シアトル市の名前を冠している美術館(市立なのかどうかはいまいちよくわかりませんが)が、年間メンバーシップを設定しているというのはとても興味深いです。
しかも、もし夫婦で申し込めば、1人分が$40になるので、できれば終わる前に見たかったピカソ展(大人$23)、まだ行ったことのないシアトル・アジア美術館(大人$7)、ガイドブック(欲しいか微妙ですが、$7.95)、1度行ってみたい付属レストランのTASTEで10%オフをトータルで考えるとペイするのではないか、と思ったのですね。
私に限って言えば、美術館の雰囲気が好きなので、図書館のあと美術館で和んで帰るっていうのは素敵なのではないかと、頭がいっぱいになってしまっていました(笑)