去年(つい最近の話なのでちょっと変な感じがしますね…)のクリスマスプレゼントで、義弟から電子書籍端末のKindleをもらいました。
電子ガジェットにはそれほど興味はないものの、本が大好きなので、電子書籍端末はいつか買おうとは思っていました。
ただ、日本から持ってきた大量の本(友人にはバカにされましたが、段ボール7箱持ってきちゃいました…)があるし、そのうちきっと、日本語書籍にも対応するのが出るだろうからとりあえずはいいか、と思っていたので、思わぬサプライズでした。
日本って、物凄く芸術的な装丁の本があるし、文庫ですら紙質がいいですよね。しかも文庫はとってもコンパクトで持ち歩きには最適。
それと比べて英語のペーパーバックは紙質はよくないし、ハードバックときたら巨大すぎて持ち歩けません。昔、帰国子女の友人が、ペーパーバックをその日に読む分だけちぎって(!)持ち歩いていたことが忘れられません。ペーパーバックって使い捨てなの??って思いました。
彼女はちょっと特殊なのかもしれませんが、日本の本と異なり、ペーパーバックを手許に置いておきたいという欲求はないので、英語の本だけKindleにするってのはありだなーと、使ってみて思いました。
まず、驚愕したのが、電子インクの質の高さ!!紙に印刷された本を読んでるのと変わらない印象です。これだけでも凄いと結構興奮してしまいました(笑)
容量制限で高画質の写真を掲載できないので、もしかするとわかりにくいかもしれませんが、上の写真をクリックしてみてください。
それから次に、単語力の全くない私にはとってもありがたい辞書機能。カーソルを単語の前に移動させると、単語の意味が上か下に表示されます。読みながら辞書をいちいちひかなくていいのはモチベーション向上につながります。
未だに英語の本を読むのはストレスがかかるので、これはありがたいです。
3つ目の印象は、ダウンロードの簡易さ。アマゾンアカウントを持っていたので、もらってすぐに無料本をダウンロードできて、しかも、60秒以内にダウンロードできると書いてありましたが、私の場合、20秒でした。
4つ目は、ハードカバー本と比べたらとにかく軽い!持っていてもそんなに疲れないです。
他の電子書籍を試してみたことがないので比較はできませんが、Kindleは、なかなか使い勝手が良かったです。人によっては、iPadみたいにタッチディスプレイじゃないのがダメかもですが、私はタッチディスプレイが好きではないので大丈夫。
強いて難点を言えば、バックライトがないので、暗がりで読めないことでしょうか。それ以外はかなり満足でした。
おまけに、著作権切れの古典なんかは無料のものが多くて、大好きなジェーン・オースティンの本を、がんがんダウンロードしました(笑)これで全集を買わなくて済む!日本語訳が出ていないものもあって、凄く嬉しかったです。
課金される本は、まだ2冊しか購入してませんが、両方とも$1以下だったのも嬉しい!
特に、W・アービングのアルハンブラ物語が、あんなに分厚い本が$0.99だなんて!と驚きました。日本語版は、岩波文庫で上下巻で1600円以上しましたよ・・・
アメリカに来る直前にスペイン旅行をして、旅行中に読んでいたアルハンブラ物語の本を途中で紛失してしまい、もう一度買い直すのが悔しくてそのままになっていたんです。8割は日本語で読んで大体内容がわかるので、英語で読むのもそんなには苦痛ではないだろうと期待しています・・・
とりあえず無料本でしばらく楽しめそうなので、お金もかからずありがたいです。
因みに、アルハンブラ物語(Tales of the Alhambra)は、アメリカ人外交官のWashington Irvingが、スペイン・グラナダのアルハンブラ宮殿で過ごすことになり、宮殿での日々や人々との交流、地域に伝わる様々な伝承などを紹介していくもので、1800年代のグラナダの様子が生き生きと描かれていてお薦めです。もっとお薦めは、アルハンブラ宮殿。本当に美しい宮殿でした。絶対に再訪したい地の一つです。
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