オリンピック国立公園旅行記、これで最後です。
旅行の最後に、Lake Quinault(キノート湖)の近くにある、Fletcher Canyon Trail(フレッチャーキャニオントレイル)を訪れました。ここは、厳密には、オリンピック国立公園ではなく、Olympic National Forest(オリンピック国有林)のColonel Bob Wilderness(ボブ大佐自然保護区域)と呼ばれるエリアの一部です。
ここも、犬連れで入れる3.5mile(約5.6km)のトレイルです。ルビービーチからは、US101を南下し、キノート湖にぶつかったところで、キノート湖の南側に位置する、South Shore Rd.に入ります。
Quinault River(キノート川)に沿って走ると、途中から、Dirt Road(未舗装道路)になってしまい、私達の他に車は一台もなく、人も見かけず、トレイルらしきものも見当たらず、段々不安になる景色に・・・。
「本当にそんなトレイルあるの~?」と、全員に疑いの目を向けられた頃、ようやく、右手に、小さなサインが!見落としそうなので、要注意です。
入口は本当に小さいのですが、このサインの先には、何台か分の駐車スペースがあるので、道路脇に止める必要はありません。(最初、分からなくて、道路脇に止めました。)
このトレイル、トイレが設置されていなかったので、心配な場合は、キノート湖畔にあるインフォメーションセンターなどに立ち寄っておいた方がいいです。
見た感じ、前日のクレセント湖のトレイルとは明らかに違う雰囲気です。一歩踏み込むと、太古の森、という雰囲気。
駐車スペースには私達の車のみで、周辺にも人の気配はなく、ひっそりとしています。義弟は、クレセント湖のときには皆から邪魔だと不評だった、かなり大きめのウォーキングスティックを、武器としても使えるから必要なんだ!と、意気揚々と取り出していました(笑)
オリンピック国立公園は、どの場所に行っても、Couger(学名ピューマ。北米にいるとは知りませんでした・・・・)注意の張り紙があるのですが、ここは、いそうな感じがして、先頭は耳のよいEdとKOKO(暴れたときに抑えられるように)、間に私と友人N、しんがりを武器を持った義弟という順番で歩くことにしました。
このトレイル、道幅が狭くて、1人ずつしか歩けないのです。しかも、植物がわさわさと茂っていて、植物の合間を縫って歩く感じで、あまり先まで見通せません。アラスカでよく見たDevil's Clubという棘だらけの植物も多く、気をつけないと怪我をします。軍手など用意した方がよいです。湧水も多く、地面に湧き出している場所もありました。
水が怖くて、動けなくなるKOKO・・・→
でも、何度かクリアするうちに、水の上も歩けるようになりました~。
このトレイルに到着した頃は、突然曇り始めたのですが、鬱蒼とした森のせいで、晴天だったとしても、暗いことに変わりはなかったように思います。
アップダウンもそこそこあり、途中、倒木も
いっぱいありました。
レンジャーが切って通れるようにしてある場所も少しありましたが、大半は、左の写真のように倒れたまんまで、くぐったり、乗り越えたりしないといけません。
全体的に、中級トレイルという印象です。
2mile(約3.2km)もいかないうちに、私の息があがってしまって、
戻ることになりましたが、古い森の雰囲気がかなり気に入ったので、いつかまた全部歩いてみたいなぁと思いました。
トレイル出発地点の向かいに流れるキノート川の眺めもよく、戻ってから、しばしここでぼんやりして、ようやく帰路につきました。
1泊2日と短かったですが、短い割には、のんびりと色々な場所を見れたので、日の長いワシントン州の夏に感謝する旅行でした。
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このトレイルは、私たちの行ったGibbs lake に似ているかも…。こちらのほうが人里離れているだけあって、もっと鬱蒼とした感じですが。(わたしたちも、やっぱりクーガーの心配しながら歩いてましたw半分冗談、半分ホンキでw)