エコー検査で異常が見つかった先週、大丈夫、と自分に言い聞かせても、KOKOが一所懸命慰めようとしてくれても、さすがに当日とその後2日くらいは、気持ちが落ちるばかりで、浮上できませんでした。
7月3日は、私の誕生日で、今年は、お腹のベビちゃんとKOKOがいて、いつも以上に嬉しい誕生日のお祝いだぁとウキウキしていたのに、一転して暗ーくなってしまっていました。Edと二人だけだと、どんどん暗くなりそうで、明るい義母に会いたくなって、突如、オレゴン州にいる義両親を訪ねることにしました。
土曜日の朝に出発しようと思ったのですが、運転手のEdが、夜の間に行きたいと言うので、金曜の夜にKOKOも連れて出発して、ひたすら東を目指し、夜中に義両親の家に到着しました。
深夜1時を過ぎていましたが、義両親は起きて待っていてくれて、無言でぎゅうっと抱きしめてくれて、安心しました。
義両親は、まさにmiddle of nowhere(ど田舎)と形容したい、オレゴン州の小さな町に住んでいます。ポートランドよりもアイダホ州の方が近い場所です。数年前まで、Edも、闘病中だった義両親の代わりに、お祖父さんを介護するため、この町に住んでいたことがあり、私も10数回は訪ねている場所です。
観光客はもちろんいませんし、アジア人すら、滅多に見ません。Edの年上の従姉で、Edの伯母さんの養子であるLが、この町に来た初めてのアジア人だったそうですから。
何もないですが、でも、静寂と穏やかな空気があって、それが欲しかった私達には、ぴったりの場所でした。
翌日は、びっくりするくらいの夏日で、どこまでも晴れわたった青い空!
4人で近くのレストランでブランチをした後、お義父さんが、車を家とは反対の方角に走らせ始めました。お義母さんは、「サプライズドライブよ~!」と嬉しそう。
しばらく進むと、山と谷と水と農地と馬と牛だけ、っていう景色に包まれました。
なんてことのない景色です。アメリカをドライブしていれば、あちこちで目にする景色。
でも、なんだか涙が出る景色でした。
写真に撮っても、多分、なんてことない景色になるし、私の心象風景とは違ったものになってしまうと思ったので、あえて写真は撮りませんでした。
「This is “the Heart of America”.」(これこそ、アメリカの心よ)
と、お義母さんが言いました。
The Heart of Americaっていう言葉は、初めて聞きましたが、なんとなく意味が分かりました。私は、長い間、アメリカに対して反感ばかり持っていたのですが、今、アメリカにいることが、嬉しくなりました。
翌日の日曜日、私の誕生日には、教会で、独立記念日週末の特別サービスがあり、Edの伯父さん・伯母さんも来るというので、私達も参列して、お腹のベビちゃんの健康を祈りました。数年振りに会えた伯母さんは、難病と闘病中なのに、私のことを気遣ってくれて、優しい言葉と大きなハグをくれました。お義母さんのお友達何人かにも、優しい言葉を次々にかけて頂いて、思わず涙が出ました。
もやもやしていた心が、すっかり晴れて、来てよかったな~と思いました。
応援頂いて、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
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懐の深さや温かさが、伝わってきます。
それにしても、
たくさんの人の優しさに触れた
あったかい誕生日でしたね!!
すぐには心の不安や心配はとれないとは思うけれど
どんなことがあっても、(ないと思うけれど)
優しさに包まれた出産になることは間違いないですね。
ZIZIさんは、幸せですねえー!!