妊娠19週目の最終日、またしてもダウンタウンにあるSwedish Medical CenterでUltrasound(エコー検査)を受けていました。
今回、定期健診(Check-Up)の一環だったので、いつものクリニックで受けるものだと思っていたのですが、スウェディッシュは保険のネットワーク内だったので、エコー検査は毎回スウェディッシュで受けるのかなぁと、のほほんと考えていました。今回も膀胱満タンでと言われたので、前回のように飲みすぎないようにしよう、くらいしか頭にありませんでした。
でも、実は、高齢出産なので、専門医のいるスウェディッシュで受ける必要があったようです。
この日の前日、5~6月で受けた出生前診断の結果が知らされていました。私もEdも、一定の心構えをしていたのですが、結果は、Down Syndrome(ダウン症)、NTD(神経管欠損症)、Trisomy18(18トリソミー)のどれもが、最低の発生確率を示している、というもので、すっかり安心していました。なので、まさか、あんな結果が待ち受けていようとは夢にも思いませんでした・・・。
単発の患者だからなのか、エコー技師さんは、前回のPさんではなく、小柄なMさんでした。今回は、事前に、「朝、グラス2杯の水を飲んでおくように」と具体的に指示をもらっていたので、検査の2時間前に300mlくらい飲んで、45分前に、近くのカフェでショートサイズのラテを頼んで待ちました。今回は、最後まで我慢できましたよ(笑)
ここ2週間くらいで、胎動がかなり激しくなっており、手と足、両方で叩かれて(上と下同時とか・・・)、強く叩かれると、「うっ・・・」となったりもしてました。後期になってベビちゃんの体が大きくなってきたら、かなり痛いかも・・・って思うほどです。その予想を裏付けるかのように、エコー映像のベビちゃんは、激しく動いている、というか、
暴れてる!?って感じ。
Mさんは、正直に言うと、前回のPさんより、技術的にちょっと下手かも・・・?って思っちゃったのですが、「あなたのベビー、ほんとに元気で、止まってくれなくて、検査に時間がかかるかも」って言われたので、ベビちゃんのせいかもしれません(汗)
今回の検査では、性別を教えて下さいと、事前にお願いしていました。私、途中で、性別が分かってしまったのですが、Mさんは、何度も何度も確かめて、最後に、お尻の下からの映像を拡大して、教えてくれました。ちゃんと性器が完成しているんですね。ハンバーガーみたいな形が見えました。
「
女の子よ~!」
それを聞いたEd、女の子を希望していたので、もう大喜びでした。私はどちらでもよかったのですが、同性だと、お洋服選びとか楽しいかも~とか、私のものを色々あげられるかも~とか思って、やっぱり嬉しかったです。中国の産み分け表(
www.twj.co.jp/general/born/Top.htm)で事前にチェックしていたのですが、当たっていました!数え年、旧暦で見ないといけないのがちょっとめんどくさいですけど、友達も当たっていて、結構、面白かったです。
ふわふわした気分で、さあ、帰るか、と準備をしていたら、Mさんから、まさかの待ったがかかりました。
「全体的に、特に問題はなかったのだけど、1つだけ、ちょっと気になることがあったの。大した問題ではないと思うんだけど、ドクターが会って話したいことがあるそうなので、ちょっと待っててもらえる?」
私とEdは顔を見合わせて、突然、不安に襲われました・・・。
10分くらい待たされているうちに、どんどん不安が募ります。
「でも、出生前診断は大丈夫って言われたよね?前回のエコー検査でも問題なかったよね?」と二人で話してるうちに、Edの顔つきがどんどん暗くなっていくのがわかって、焦りました。
ようやく現れた若い女医さんは、「お待たせしてごめんなさいね、健診で来たのに医者が会いたいなんて言ったら、驚くわよね。」と、笑みを浮かべて話しかけてくれましたが、明らかに、
作り笑い。
「実は、今回の検査で、Echogenic Bowelが見受けられたので、お時間があれば、できれば、Genetic Counseling(遺伝子カウンセリング)を、この後に受けることをお勧めします。」
ええと・・・・腸の何か!?。Echogenic Bowelって、何ですか??
辞書を開くような雰囲気でもないし、横のEdをチラッと見やると、やっぱり、わかんない、って顔をしているので、すみません、よく分かりませんが、と聞きました。
「エコー検査は白黒画像なのですが、あなたのベビーの腸(Bowel)が、通常より、画像が
明るい(Bright)のです。こういう状態は、一般的にあまり見ないので、
異常(Unusual condition)だと思われます。可能性としては、ダウン症など、いくつかが考えられます。詳しくは、遺伝子カウンセラーから説明しますけど。」と、全くもって、要領を得ない説明・・・。
正直に言えば、見た目で
Unusualだった、という言葉に物凄く反応してしまって、自分でも意外な程、ショックを受けました。 前日に、出生前診断結果に異常はない、って言われて、安心していたせいかもしれません。妊娠期間中に、安定期と言う言葉はない、無事に生まれるまで妊婦が安心できることはない、と読んだことがありますが、それを、思い出しました。
医者の説明には納得できなかったのですが、この時点で、あぁ、分業体制なのね、と思い、遺伝子カウンセリングにいかないと、これ以上の説明はもらえないな、と見切りをつけました。なおも質問を続けようとするEdを遮って、「会社に戻らなくて大丈夫?カウンセリング受けられる?」と聞きました。既に、目がうるうるし始めてたEdも心配だったのですが、大丈夫、というので、受けることにしました。Edはそれでも納まらなかったらしく、「でも、昨日、Sequential Screeningの結果は、問題ないって言われたんですよ!」と医者に訴えかけてました。
私は、てっきり、出生前診断テスト結果の情報も前提にしてなのだと勘違いしていたのですが、そうではなかったようです。医者は、「え?うちで受けました?」って聞いてきたので、5月にNTエコーと血液検査、6月に2回目の血液検査を受けてます、と答えたら、「あ、そうですか・・・。では、その情報も取りまとめて、遺伝子カウンセラーに判断してもらうので、30分程待ってもらえますか?」とのこと。
Edはなにやら思いつめた風だったので、大丈夫?って言うつもりで、腕を握ったら、突然、顔をあげて、「遺伝子カウンセリングって、保険の対象になるんですか?」と医者に聞いてました。
シリアスになりかけてたのに、ちょっと笑ってしまいました!
確かに、そこは重要なポイントですが(笑)
結果としては、医療行為だそうで、保険対象になるそうです。対象にならなくても受けるつもりでしたが、保険対象になって、よかったです。
ロビーで30分待って、遺伝子カウンセリングなるものを、受けることにしました。
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