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2010年秋にWA州シアトル近郊に移住しました。家族4人(夫のEd、2011年11月生まれの娘、ミニチュア・ピンシャーのKOKO)のゆるやかな日常を、記録しています。
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2010年10月末に、アメリカに移住・見た目はアジアンだけど中身は完全にアメリカ人のEdと結婚しました。2011年3月にミニチュア・ピンシャーのKOKO(♀)、11月に娘が加わりました。
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Echogenic Bowelって、何?

定期健診で受ける数少ないエコー検査の1回目で、Echogenic Bowel(エコジェ二ック・ボウル、日本語では、腸管のハイエコーと言うようです)の指摘を受け、遺伝子カウンセリングを受けることになりました。
この症状が見られた場合、いくつかの可能性が考えられるそうです。

①胎盤の出血により、血液混じりの羊水を胎児が飲み、その血液が光っている
②Down Syndrome(ダウン症)など染色体異常がある
③胎児がウィルスに感染している
Cystic Fibrosis(嚢胞性線維症‐のうほうせいせんいしょう‐)である
⑤腸自体に異常がある
⑥Birth Variation(説明によると、体質とか個性のようなモノ)の1つで、特に問題はない

・・・・候補が多すぎやしませんか??と、思っちゃいました。
でも、エコー検査では、この程度のことしか分からないそうです。ただ、私達にとって希望があるとしたら、①と⑥という可能性が示されたこと。実際、妊娠中にEchogenic Bowelの症状があっても、問題なく健康に生まれて育っている赤ちゃんは、少なくないと言われました。

④については、一般的に、Caucasoid(コーカソイド:厳密には違いますが、白人のことを指すとされています)に発生率が高いが、アジア人にはほとんど見られないとのことで、アジア人同士の私達の場合、ほとんど可能性はないだろうとのことでした。

そうすると、残る可能性は、②・③・⑤です。
私の場合、考えた末に、Sequential Screeningという出生前診断を受けたのですが、皮肉なことに、覚悟をもって臨んだこの診断結果によって、救われるという結果になりました。というのも、出生前診断の結果は、ほぼ問題無しで、調べ得る中で最低の確率を示していたのです。妊娠初期の出生前診断(特に血液検査)の方が、妊娠中期のエコー検査よりも確度が高いらしいのです。



今回のエコー検査でも、Echogenic Bowel以外は全く問題がなかったことから、まず、NTD(神経管欠損症)と18トリソミーの可能性は、ほぼなくなりました。残るはダウン症なのですが、これに関しては、出生前診断で示された1/20,000の確率から、1/3,000に跳ね上がった、という説明がありました。

この数値を示された時も、「はぁ・・・」としか言えませんでした。
そもそも、私の年齢(37歳で出産予定)だと、ダウン症の発生確率は、元々1/160だそうなのです。
色々説があるみたいですが、ちょっとインターネットで調べたら、アメリカの場合、20代でも1/1,000、30歳で1/900、35歳で1/350、40歳で1/100という数値が出てきました。(この説だと、37歳は1/225でしたが・・・)それに比べたら、1/3,000だなんて、ゼロに限りなく近いです。

カウンセラーの方によると、「私達は、安全サイドの数値を出すことにしています。」とのことだったので、実際にはもう少し確率は低いのかもしれません。もし、出生前診断を受けていなければ、年齢と今回の異常のみで計算されるので、もっと高い確率を示されたかもしれないです。統計数値の性格については分かっているつもりでしたが、数値って、受け止め方が難しいなぁと思いました。

しかも、Echogenic Bowelは、ダウン症判断のソフトマーカーの1つに過ぎず、ダウン症を示すマーカーは、10個程度あるのですが、その他のマーカーは問題がないので、一概に判断できないと。
ダウン症かどうか知りたいのであれば、Yes・ Noの結果がでる羊水検査を薦めると言われました。ただし、流産する確率は1/1,000と、ダウン症発生確率より高いのです!なので、当然、検査は却下です。

③のウィルス感染として考えられるのは、CMV(Cytomegalovirus、サイトメガロウィルス)とToxoplasmasis(トキソプラズマ)で、これらは感染検査をできるとのこと。

⑤は、出産まで経過チェックをして、出産後に検査してみないと、今の段階では何とも言えないそうです。

つまり、結論は、Echogenic Bowelって何なのか、シアトル一の大病院の専門家でも、よくわからない、ということでした! そして、ウィルス感染以外は、打つ手は何もないとのこと。(※この文章、勘違いをしており、再度確認したら、ウィルス感染についても何もできないということが分かりました。)

結局、2時間くらいEdと私でカウンセラーを質問攻めにしました。こちらに来て8か月、だいぶ英語の勘を取り戻しましたが、それでも、辞書もひかずに英語で質問しまくってた自分に、ビックリです(笑)火事場の馬鹿力的なものでしょうか!?

質問が出尽くした後、カウンセラーの方がホットラインの番号を渡してくれ、部屋を出ました。カウンセリング中は、聞きたいことだらけで夢中になっていて分からなかったのですが、予想以上にショックを受けていたみたいで、ロビーでEdがお義母さんに電話報告をしている間、突然、号泣し始めてしまいました。後から、Edに、先に泣かれたせいで、自分がしっかりしなきゃと思った、と言われました(笑)

友達に、子供ができて、生まれて初めて自分の命と引き換えにしてもいいという気持ちになった、と聞いた時、ふうん、って思ってたのですが、親になるって、そういうことなのかもしれないですね。後で冷静に考えると、的外れな考えなのですが、エコー検査で暴れていたベビちゃんを思い出して、苦しくて暴れてたのかなぁという考えに取りつかれて、私が苦しい思いをする方がまだ耐えられると思って、辛かったのです。

もしかしたら、知らなかった方が良かったのかもしれませんが、今は、知ったうえで受け入れることができたので、今まで以上に、お腹のベビちゃんが、大切な命に思えています。改めて、妊娠・出産が、いかに奇跡に満ちた出来事なのか、ということを実感しました。
何度も「父親になれるか自信がない」と弱音を吐いていたEdも、カウンセリングの後、一切そういうことを言わなくなって、本当の意味で、親になる自覚がでてきたみたいです。なので、結果的には良かったのかな、と思っています。
もし異常があったとしても、大丈夫。ここまで無事に育っただけでも、強い子な筈。 親子で頑張れると思います。

長々と読んで頂き、ありがとうございました。
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No Title
ちょっとご無沙汰している間に、いろいろあったんですね・・
可能性や確率の話というのは、
気にすれば気にするほど悪いほうにばかり
目がいってしまいますね。
マエを向いていこうと決めたZIZIさんをかげながら応援することしかできないけれど・・
命が秘めている力というものは、
計り知れないものがあるはずですよ。
おなかの中の赤ちゃんにも、エールを送ります。

Re:No Title
masakingさん、ありがとうございます!
検査とカウンセリングから1週間くらい経ちましたが、ようやく、強がりでなく、前向きになってきました~。お腹の赤ちゃんに、「お母さんここにいますよー。分かる?」ってお腹を触りながら話しかけると、そこを蹴ってくれることがあるんですよ!ただの偶然かもしれませんが、元気なんだと信じて、食べ物とか、私にできることはちゃんとやって、出産まで過ごしたいと思ってます♪
【 管理人ZIZI 2011/07/07 10:37】
No Title
ベビーちゃんに関しては、不安や心配は、私達のような高齢出産には
つきものだとは分かっていても、なかなか吹っ切れないですよね。
やっとやってきてくれた赤ちゃん、私も何が何でも産むぞ!と
ZIZIさんの日記を読んで思いました。私達のお腹の中で私達を
信頼して育ってくれている赤ちゃんなのだから、母がしっかりしないと!ですよね。
こうやってお母さんは「お母さん」になっていくんでしょう。
どうりで「お父さん」がなかなか「お父さん」になれない筈ですよ(笑)。
Re:No Title
Jillさん、ほんとですね~!
なんというか、子供が、親を、本当の親にしてくれるんだなぁって思いました。Jillさんが、高齢・初産仲間で、ほんと心強いです!不安なことは山ほどありますが、楽しく過ごして赤ちゃんに意識を向けることの方が大事ですよね。もちろん、お父さん達にも頑張ってもらわないとですよね~。もう折り返し地点に来てしまったので、もっと教育しないとって思ってますよ(笑)
【 管理人ZIZI 2011/07/07 13:53】
No Title
私も 年末出産予定、現在14週目です。11週目の時に 羊水検査をし カウンセリングも受けました。39歳で高齢出産というのは いろいろ 心配事も多しですけど、前向きに 妊婦生活 送っていきましょう!! 
Re:No Title
Yumiさん、はじめまして。コメントありがとうございます!
14週目ということは、まだツワリがある頃でしょうか。体調、大丈夫ですか?
同じ高齢出産仲間ですね!嬉しいです。ほんと、心配事は多いですが、ある意味、とっても貴重な経験でもありますよね。今日で133日なのですが、もう半分来ちゃったのか・・・と、ちょっと淋しかったりもします。お互い、残りの期間を楽しく過ごしたいですね♪
【 管理人ZIZI 2011/07/08 02:36】
No Title
私もまったく同じ状況です。私はすでに34週に突入していて、もう生まれてから検査するしかわからない、という状態で覚悟を決めました(初めての出産で、私は4月で40歳になってしまいました)。しかも、主人がCFキャリア(4)なのです。だから、パニックになりましたが、アジア人の私との間でCFの子が生まれる可能性は800分の一。また、スクリーニングテストでも、ダウン症の可能性は低かったので本当に似たような状況です。
生まれるまであと数週間。。。不安ですが、健康な子が生まれたらご報告しますね。
Re:No Title
DCDCさん、初めまして、そして、コメントをありがとうございます!
同じ状況の方がいらっしゃるんじゃないかと思って、ブログに記録しておくことにしたので、コメントを頂けて嬉しいです。
DCDCさんは、34週ですか、もうすぐベビちゃんと会えるんですね~!楽しみですね。
エコジェニックボウルについては、その後も、色々自分で調べたり、家族が調べたりしてくれているのですが、やはり、問題ないことも多く、よく分からないみたいですね。
なので、心配してもしょうがないし、もう、大丈夫と信じるしかないかな、と。例えば、他の染色体異常より育ちやすいようなイメージがあるダウン症でも、無事に子宮で育つことができる可能性は、割と低いそうなので、お腹に留まってくれているというだけでも、かなり生命力が強い子な筈だし、何か問題があっても、多分大丈夫、と思っています。ご主人がCFキャリアでも、両親共にキャリアでなければ、実際に発症することはそんなにない(1/800も、とても低い確率ですよね)と聞いています。
ベビちゃんがお腹にいてくれるのもあと少しですもんね。産まれるのは嬉しいけど、お腹から出て行かれてしまった喪失感もあった、って友達に聞いたことがあります。残り少ないベビちゃんとの2人の時間を楽しんで、出産まで健やかにお過ごしくださいね~!!応援しています!!!私も引き続き記録していきますので、また、ぜひ遊びに来てください♪
【 管理人ZIZI 2011/07/20 01:45】
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