我が家は、読み聞かせに関しては、英語の本はEdが担当、日本語の本は私が担当、と、読む本を分担しています。英語版と日本語版の両方が手に入る絵本は、できれば両方を揃えたいのですが、現実的には、難しい。
有名な「はらぺこあおむし」のように、英語と日本語の両方が載っている絵本がもっとあるといいんですけれども・・・。
ある日、自分の本棚を眺めていて、Jeannie Bakerの「Home」に目が留まり、「ああ、文章のない絵本なら、3人で楽しめるな」って思いました。
娘のために買ったものではなく、元々、私のなのですが、娘に譲ることにしました。
この絵本、コラージュ絵本で、文章は一切ありません。
本物の植物も使った、細部までこだわったコラージュが、息を飲むほど美しい絵本です。
若い夫婦が、あまり良くないエリアの荒れた家に引っ越してきて、女の赤ちゃんが生まれます。
その子が成長するにつれ、庭の植物が増え、庭から街へ溢れ出していくかのように、街にも緑が増えていき、最後は、緑に溢れた美しい景色、隣人達が穏やかに集まる景色が広がる・・・という、ストーリー展開。女の子の家の窓からの、定点観測で語られるのが、面白いです。
この絵本、同じ作者の「Window」という作品と対になっています。
「Window」の方は、男の赤ちゃんが成長するにつれ、豊かな自然が、人間による開発で失われていってしまうという展開。「Window」の方が古い作品なので、「Home」は、「Window」の結末に対する回答、もしくは、救い、なのでしょうか。言葉はないのに、コラージュが雄弁に物語ってくれる、奥深い絵本です。
「Window」の主人公が男の子、「Home」の主人公が女の子、というのも、興味深いですね。
文章がないので、言葉でのコミュニケーションが取れるようになってからの方が、一緒に楽しめる絵本かもしれません。もしくは、言葉がなくても、「見る」ことに集中力を発揮し始めた時に、こういう細かい美しい絵を見せると、食いつきがよいです。
何度も見た筈の絵本なのですが、娘に「これ何?」と聞かれて、改めて気づいたことなどもあって、子供の視点って、面白いなって思います。
特に私から説明はせず、一緒に眺めて、娘の質問や反応に応えたり、娘のペースでページをめくってもらって、楽しんでいます。他にも、いくつか文字のない絵本があり、それらや、写真集や画集を引っ張り出してくることも増えてきました。
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