海外生活は9年振りで、しかも、Edとの会話の半分は、慣れと間合いなどによるNon verbal communication(笑)で話してきているので、英語力も昔より後退しているような気がします。
なので、こちらに来てから、英語に耳を馴らすため、午前中は、家事などしながらCNNのチャンネルを流すようにしているのですが、昨日は、朝から夜まであまりにもアリゾナの銃撃事件一色で、ちょっと憂鬱になってしまいました・・・
日本の友達によると、日本ではそれほど衝撃、という感じの報道ではないようですが(まあ最近は日本でもありますしね・・・)。
さて、日曜日の思いもよらないロング・ドライブについて記録しておこうと思います。
Tacoma MallのKrispy Kremeを出た後、さらに南へ向かうので、我慢できず、どこへ行くのかEdにしつこく聞いていたら、最後にはあっさり折れ、「太平洋を見に行く」と言うのです。シアトルから太平洋は見えないから、と。
は!?太平洋??
・・・ちょっと待て、今、既に15時過ぎ。太平洋って、どう考えても2時間はかかるじゃない。
しかも、防寒一式は非常時に備えて車に常に積んでいるものの、ちょっとご近所に行くつもりでカメラの電池の予備もない私。
さらに、具体的なプランを聞いても、「いや、Olympiaより先には行ったことないから、行って考える~、多分、そんなにかからないよ、平地だし」と呑気な返事。私を驚かせたことが嬉しいのか(最近、滅多に驚かなくなっています)、ウキウキしているのがありありです。
先に言ってよー!って一瞬思ったのですが、行き当たりばったりの旅?も、たまにはいいか、と思いなおしました。
Tacomaの次は、州都のOlympia。ここまでは何十回と来たことがあります。
ところで、Olympiaエリアかどうか、すぐ分かる目印があります。左の写真に写っている外灯です。
この外灯が見え始めると、毎回、Edが、必ず、笑っちゃうほど同じセリフ「ここがOlymipaだよ。なぜかわかる?外灯が凄くいいやつ使ってるでしょ!州都じゃないとこういういい外灯は使えないんだよ」って言うんですよ(笑)
真偽はともかく、もう頭に刷り込まれちゃって、最近は先回りして「ここ、Olympiaだよね」と言うようにしています。
OlympiaからAberdeenまでは、なんてことのない長閑な景色が続いていきます。アメリカの郊外のよくあるような景色ですけども、初めて来た、というだけで結構わくわくするものですね。Edはgolden hawkを見た!と騒いでましたが・・・
Aberdeenに入ると、突然、カモメがいっぱい飛んでいて、あ、海が近い?と思いました。Aberdeenは、知らなかったのですが、ニルヴァーナのカート・コバーンの生地だそうですね(帰ってから知りました)。AberdeenからHoquiamまでが、凄く好きな街並みでした。というのも、アラスカのアンカレッジ郊外(最後に行ったのは5年前ですが・・・)を思わせる街並みなんです!!アラスカでデートというと、ドライブ、映画、釣り・キャンプ、食事かクラビングしかなかったので、よくドライブをしたものです。思わず昔を思い出してしまいました・・・
で、ようやく、Ocean Shoresに到着し、太平洋に直行!厚く雲が垂れこめていましたが、何とか日没前に到着です。
砂浜まで車で乗り入れることができて、海に向かっているときに、遠くから波がどどどど・・・と押し寄せているのが見えて、おお!!と感動してしまいました。残念ながらカメラの電池は着いてすぐに切れましたが。
私達以外の車は、かなり離れたところに1台のみで、車の外に出ているのは私達だけ。
日本を出る前に、静岡の友人を訪ねて太平洋を見ましたが、あの時とは反対側からの太平洋で感慨深いです。
冬の海は、夏の海と同じくらい、本当に好き。誰もいなくて淋しいけれど、波の音しか聞こえなくて、別世界に来た感覚にとらわれるのです。波の音は胎内の音、とよくいいますけど、だからでしょうか、凄く心地よい空間でした。寒さも忘れて子供のように波と追いかけっこをしたり、太陽の光が消えるまで遊んでしまいました。
Ocean Shoresのダウンタウンは残念ながらお店がほとんど閉まっていましたが、面白そうな場所もいくつかありました。後で調べたら、夏場は有名な観光地のようなので、今年の夏、オリンピック国立公園から足を延ばすのもいいなと思いました。
帰りは、途中、真っ暗闇の道もあって、車の中からも満天の星空を拝むことができました。シアトルは東京より空が暗いと思っていたんですけど、こうしてみると結構シアトルも明るいなあと思えます。
思いがけない遠出でしたが、こういう旅も、なかなか楽しかったです。
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ちなみに家は英語を聞くならNPR : National Public Radio かな。メジャーなテレビ局では報道されない国際ニュースも聞けるし,アート、音楽関係の話題もあるから。