引き続きマンガネタで恐縮ですが。
マンガのことを考えていたら、私の人生、結構マンガに影響を受けているなあと思いまして(笑)
Edへの最初のプレゼントも(当時貧乏留学生で、高価なものを買えなかったというのもありますが)、なんと英語版ナウシカだったりします・・・
ナウシカは、多分一番好きと言っても過言ではないマンガです。最初は映画で見ましたけど、絶対にマンガをお薦めします。
なぜかこれは、英語版の方が紙質がいいんですよ。日本版よりコンパクトだし。10年前に買ったのに、未だに良い状態です。Amazonで見たら、今はボックスセットって売ってないみたいです。しかも、値段も結構高いようなのですけど。これを理解できない人とは、多分関係が続かないだろうなあと思って贈った記憶が(笑)
日本語版の方がやっぱりしっくりきますが、英語版でも感動します。
人生で最初に所有したマンガは、小学館が出している、学習まんが日本の歴史です。
今でこそ、色んな出版社がマンガ歴史全集を出していますが、私が子供の頃は、小学館のものしかなかったような気がします。この本は、多分、今読んでも素晴らしい出来だと思うのですが(確か、後に、大人用に装丁を変えて売ってました)、このまんがに触れたことで、日本史に物凄く興味を持ちました。
小学生を対象としているのに、当時の最新の研究結果がちゃんとわかりやすく説明されていたんです。
小学生で、平安時代に行われていた庚申講を知ってたなんて、このマンガ無しにはありえません(笑)
全集は買ってもらえなかったので、図書館で読んで、好きだった時代を選んで買ってもらったのですが、やっぱり所有していると、何度も何度も読むじゃないですか。
そのせいか、自分が選んだ平安時代と、弟達が選んだ鎌倉時代、安土・桃山時代だけ妙に詳しかったです。
因みに、小学館では、最近、全集・日本の歴史全16巻を刊行しましたが、各時代の気鋭の研究者にそれぞれ執筆を依頼し、最新の研究結果を盛り込むなど、とても意欲的な本になっていて、こちらもお薦めです。
それをきっかけに、日本の歴史をテーマにしたマンガを色々読み漁りました(笑)そこから、マンガの元ネタとなった本に興味を持ち、歴史関連の本を読み漁っていくことになります。私の歴史の成績がずっと良かったのは、良い先生に当たったこともありましたが、実はマンガのお陰なんです。
ですが、残念ながら、日本史ばっかりで、世界史にそこまで興味を持ちませんでした。
大学進学時に、また別の出会いがあって、日本史学科ではなく、違う方向へ進んだのですが、世界史も知らないとダメだなあと実感しました。
で、やっぱり、マンガの登場(笑)
今の一押しは、惣領冬実さんのチェーザレです。
残念ながら、こちらはまだ英語版は出ていませんでしたが。
チェーザレ・ボルジアを主人公として、彼の生きた時代を詳しく描写しています。このマンガは、歴史学者が監修して、日本語訳されていない文献に当たりながら作り上げているので、ある意味、最新の研究結果が反映されていて(ただし、あくまでもフィクションなので、エンターテイメント性も高い)本当に面白いのです。
10月にヨーロッパ旅行をしたときに、読んでおいて良かった、と思いました(笑)
私は、マンガ→現代作家の本→古典と読んでいくパターンが意外とあるのですが(言い訳しておくと、ちゃんと逆もやってますよ~)、今回も同じ。あまりに面白くて、もっと詳細が知りたく、細々とですが、勉強しているところです。
良かったら、お願いしますね。
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