母乳だと経済的に助かるし、母乳の方が粉ミルクより赤ちゃんの成長に良いと聞いたりしたことから、最初から母乳で育てると思っていましたが、実は、母乳育児についてはあまりよく知りません。ましてや、アメリカの事情なんてもっと知らないので、なんで1995年??って感じでした。
1993年にクリントン政権に変わって、それまでの粉ミルク育児から、母乳育児推進に国を挙げて転換したようです。その前は、レーガン政権時代に、粉ミルク製造企業のロビー活動などで、粉ミルクの方が良いという常識が植え付けられてしまっていたとか。それに伴って、母乳育児の重要性なども広く伝わるようになり、育児に関する様々な常識も変わっていったのかなと思います。
転換期に育児されていた方は、振り回されて大変だったろうなぁ・・・と、常識が政治によっていとも簡単に変えられてしまう怖さを感じました。カウンセラーの方がなぜそんな話から始めたかと言うと、最近受けた相談の中で、こんな内容があったからだそうです。
その方は、子供が自然に卒乳するまで授乳をするつもりだったそうなのですが、親や親戚などから、「1歳になる前に母乳を止めるべきだ、1歳過ぎても授乳するなんて、甘やかしている。」とやいやい責められて、それが強いストレスになってしまっていると。
・・・なんだか、日本でも聞きそうな話です。アメリカでもそういうことがあるのかー・・・というのが、意外でした。
カウンセラーによれば、2歳くらいまで(必要ならそれ以降も)授乳することになんら問題はないとのことでした。最近では、授乳行為は、食事としての母乳を与えるだけでなく、母子の絆を深めるために重要な行為だと考えられているそうです。そのため、たとえ母乳の出が悪くても、授乳行為をすることが奨められました。
「経験者はそれぞれ一家言あるものだから、色々言われるかもしれないけど、悩んだり迷ったりしたら、周りのアドバイスに振り回される前に、必ず専門家に相談すること。些細なことでも大丈夫だから、すぐに電話して。そして、
絶対に1人で悩まないこと!」と、何度も言われたのが、とても印象的でした。日本でも「孤育て」なんて言葉があるみたいですが、アメリカも同じなのかもしれません。
母乳育児に関する相談先として、Swedish(tel: 206-386-3740)、Highline(tel: 206-431-5211)、Birth and Beyond(206-615-8078)、地域機関等の情報も渡されて、サポート体制が色々あるんだなぁと、少し安心しました。
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フォーミュラで育てたとか言っててびっくりしてたんですよ~。
絶対に母乳の方がいいはずなのにって。(それに安上がりだし・笑)
なんだかご主人、ベビーちゃんの事に関してすごく積極的!
いいパパになりそうですなぁ。(あとはへその緒カット!笑)