忍者ブログ
2010年秋にWA州シアトル近郊に移住しました。家族4人(夫のEd、2011年11月生まれの娘、ミニチュア・ピンシャーのKOKO)のゆるやかな日常を、記録しています。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[11/05 ninip]
[10/27 ninip]
[10/15 Pink]
[10/12 Tomozo]
[10/01 おれんぢ猫]
最新TB
プロフィール
HN:
ZIZI
性別:
女性
自己紹介:
2010年10月末に、アメリカに移住・見た目はアジアンだけど中身は完全にアメリカ人のEdと結婚しました。2011年3月にミニチュア・ピンシャーのKOKO(♀)、11月に娘が加わりました。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
P R
カウンター
アクセス解析
忍者アド
[181]  [180]  [179]  [178]  [177]  [176]  [175]  [174]  [173]  [172]  [171

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

95年以降、常識が転換!米国の母乳事情

丁度1週間前に、Highling Medical Centerで、Breast Feeding Class(母乳育児講座)に参加してきました。
両親学級の2日後だったせいか、参加した妊婦4人+付き添い2名は、全員両親学級に参加していた顔見知りでした。人数も少なかったし、講座を受けるというよりは、Lactation Counselor(授乳カウンセラー)を囲んで、気軽に質問をしながら母乳育児について学ぶという感じで、とても和やかなクラスでした。

因みに、付き添い2名のうち1名はEdでした。
Edから、「ZIZIが外出したいときに哺乳瓶でミルクあげるのは自分だから、色々聞いてみたいことがあるし、一緒に参加したいんだけど。」って言われたんです。

少し前に、日本の妊婦友達が、母乳育児講座に参加して、母乳マッサージを受けたという話を聞いたので、アメリカでも同じような内容であれば、さすがに男性が参加するのは無理でしょう・・・と思いました。

一応、ダメ元で問い合わせてみたら、あっさり、「もちろんカップルで参加してください」って言われてビックリしました。結局、母乳マッサージなどはなく、パートナーも、ちゃんと知っておいた方がよい内容だと思ったので、参加してもらってよかったです。しかも、Edが一番質問してましたし(笑)

さて、授乳カウンセラーは、Swedish Medical Centerの看護師さんだったのですが、初っ端に言われたのが、「1995年より前の母乳育児に関する情報は間違っているので、それ以前の情報をもとにしたアドバイスには従わないように!」ということでした。



母乳だと経済的に助かるし、母乳の方が粉ミルクより赤ちゃんの成長に良いと聞いたりしたことから、最初から母乳で育てると思っていましたが、実は、母乳育児についてはあまりよく知りません。ましてや、アメリカの事情なんてもっと知らないので、なんで1995年??って感じでした。

1993年にクリントン政権に変わって、それまでの粉ミルク育児から、母乳育児推進に国を挙げて転換したようです。その前は、レーガン政権時代に、粉ミルク製造企業のロビー活動などで、粉ミルクの方が良いという常識が植え付けられてしまっていたとか。それに伴って、母乳育児の重要性なども広く伝わるようになり、育児に関する様々な常識も変わっていったのかなと思います。

転換期に育児されていた方は、振り回されて大変だったろうなぁ・・・と、常識が政治によっていとも簡単に変えられてしまう怖さを感じました。カウンセラーの方がなぜそんな話から始めたかと言うと、最近受けた相談の中で、こんな内容があったからだそうです。

その方は、子供が自然に卒乳するまで授乳をするつもりだったそうなのですが、親や親戚などから、「1歳になる前に母乳を止めるべきだ、1歳過ぎても授乳するなんて、甘やかしている。」とやいやい責められて、それが強いストレスになってしまっていると。

・・・なんだか、日本でも聞きそうな話です。アメリカでもそういうことがあるのかー・・・というのが、意外でした。

カウンセラーによれば、2歳くらいまで(必要ならそれ以降も)授乳することになんら問題はないとのことでした。最近では、授乳行為は、食事としての母乳を与えるだけでなく、母子の絆を深めるために重要な行為だと考えられているそうです。そのため、たとえ母乳の出が悪くても、授乳行為をすることが奨められました。

「経験者はそれぞれ一家言あるものだから、色々言われるかもしれないけど、悩んだり迷ったりしたら、周りのアドバイスに振り回される前に、必ず専門家に相談すること。些細なことでも大丈夫だから、すぐに電話して。そして、絶対に1人で悩まないこと!」と、何度も言われたのが、とても印象的でした。日本でも「孤育て」なんて言葉があるみたいですが、アメリカも同じなのかもしれません。

母乳育児に関する相談先として、Swedish(tel: 206-386-3740)、Highline(tel: 206-431-5211)、Birth and Beyond(206-615-8078)、地域機関等の情報も渡されて、サポート体制が色々あるんだなぁと、少し安心しました。

良かったら、応援クリックお願いします♪
にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ
PR

No Title
そうそう、ネットで「ゲゲゲの女房」を観た時、アメリカ式の育児で
フォーミュラで育てたとか言っててびっくりしてたんですよ~。
絶対に母乳の方がいいはずなのにって。(それに安上がりだし・笑)
なんだかご主人、ベビーちゃんの事に関してすごく積極的!
いいパパになりそうですなぁ。(あとはへその緒カット!笑)
Re:No Title
Jillさん、そうなんですか!げげげの女房見てないのですが、確か70年代くらい(私が子供の頃)、日本もアメリカに倣えでフォーミュラが主流になってた時期があったみたいですね。途中で、やっぱり母乳!って転換したらしいですが、WHOが、母乳育児の憲章草案を出した時、アメリカだけ反対、日本だけ棄権(日和見ですね・・・)だったらしいです。胸の形が悪くなるから体型維持のためにフォーミュラ選択もあったみたいです。
Edは、ミルクをうまくあげられるのか、かなり自信がないようで、積極的でした(笑)へその緒カットは、無理そうですよ~。残念!
【 管理人ZIZI 2011/08/25 14:11】
No Title
粉ミルクで育った女の子は、
母乳が出にくい女性になる、というのを
聞いたことがあって、
実際に、そうらしんですよね。
私が師事してる先生は、別名おっぱい先生と言って、
妊娠、出産、授乳も指導をしてるんですけど、
おそらく、私が子供のころって、ちょうど粉ミルクが流行りだして、
母乳と粉ミルクを半々であげましょう、みたいな流れだったと
母から聞いた気がして、
もしかしたら、私は、
母乳が出にくいおっぱいの可能性があるのかなって
以前は、困ったなあと思ったことがあったのを思い出しました。
母乳が出るのなら、子供が望む限りあげていいとあたしは思います。
小学生になっても欲しいとは普通は言い出さないですしね(笑)うちの甥っ子は、今は小学生一年ですが、かなり飲み続けてましたよ。
Re:No Title
masakingさん、大丈夫です!
カウンセラーの方曰く、ほとんどの女性は母乳が出ます、と言い切ってましたから!今、母乳育児されてるアメリカ人の女性はほとんどが粉ミルク育ちですしね。
そうそう、●才までに●●ができるようになる、って育児本に書いてあるのは、目安であって、個々人の成長度合いは違うので、あまり気にする必要ないよねって思います。赤ちゃんのまま大人になる人っていないですし(笑)、時間がかかっても、成長するはしますもんね。
【 管理人ZIZI 2011/08/26 14:04】
No Title
私のお隣に住んでるジェニファーさんは授乳サポートグループhttp://www.lalecheleague.org/ のメンバーで、福島から我が家に疎開していたママや、私の義妹も授乳の悩みや乳腺炎の時の回復法で、とてもお世話になりました。
私も自宅出産の後 看護婦さんや産婆さんが自宅訪問して授乳のサポートをしてくれ,本当に助かりました。
みんなに助けてもらって,これからの道を乗り切って下さいね。
Re:No Title
くるみさん、ご近所さんに相談できる方がいらっしゃるなんて羨ましい環境ですね。
ラ・レーチェ・リーグは、日本も含めて全世界にあるサポートグループだと病院で教えてもらい、凄いなあと思ってました。私も、地域のグループと、あと、シアトルには日本人グループもあるらしいので、参加しようと思ってるところです。全く分からないことだらけの中、色々なサポートがあって、本当に心強く、ありがたいことです。
【 管理人ZIZI 2011/09/03 06:27】
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
非公開コメント
この記事にトラックバックする:

忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne