興味のあったものが、オカルティズムと進化論(19世紀って感じですね)だそうで、それを絵画で表現しようとしてます。実際に、心霊実験をやったり、猿を飼って可愛がっていたりしてたみたい。展示されていた、愛猿のお葬式の写真にちょっとホロっときました。
実は、この方、日本とは縁が深いそうです。展示場の説明文の1つに、原田直次郎という日本人画家と絡めた森鴎外の説明文があったんです。
恥ずかしながら、原田直次郎という画家も知らなかったし、なぜ森鴎外!?と不思議だったのですが、原田直次郎は、ドイツでマックスに師事した、日本洋画家の先駆者でした。
森鴎外はドイツへ留学していますが、その際に、原田直次郎と親友になり、その師であるマックスとも交流があったそうで、帰国後、日本へ西洋美術を紹介したり、美術批評をしたりしていたのでした。因みに、ドイツ三部作として有名な1作、「うたかたの記」は、原田直次郎がモデルだそうです。
意外なところで、日本との繋がりを知れたのも、面白かったです。
この企画展、来月いっぱいやってます。
こんなに濃い内容が無料、という心意気は素敵なのですが、美術館の運営には莫大なお金がかかる筈。この素敵な美術館が存続できるよう、ぜひ、出入口付近に設置されている寄付用の箱に、お志をお願いしますね。
良かったら、応援クリックお願いします♪
にほんブログ村PR
この人、ドイツに渡る前はやっぱり日本画を描いてたのよね?見てみたいな。