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2010年秋にWA州シアトル近郊に移住しました。家族4人(夫のEd、2011年11月生まれの娘、ミニチュア・ピンシャーのKOKO)のゆるやかな日常を、記録しています。
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女性
自己紹介:
2010年10月末に、アメリカに移住・見た目はアジアンだけど中身は完全にアメリカ人のEdと結婚しました。2011年3月にミニチュア・ピンシャーのKOKO(♀)、11月に娘が加わりました。
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SAM's Membership

ここのところ、図書館で調べ物をすることがあり、定期的にダウンタウンのシアトル中央図書館に足を運んでいます。
前回行ったときに、最寄り駅のUniversity Street周辺を散策していたところ、1ブロック行ったところにシアトル美術館(SAM)があることに気づきました。美術館は大好きなので、早速ロビーだけでも見てみよう~と、入って、各種パンフレットを頂いて帰りました。
その中に、年間メンバーシップのパンフレットがあり、凄く気になっていました。

日本だと、私立の美術館なんかは、不安定な入場料だけで運営するのは厳しいです。そのため、年間メンバーシップやギフトショップの売り上げなどで固定収入を確保しているので、年間メンバーシップは10,000円とかします。民間企業がCSRの一環でやっている場合は、また別ですが。

一方、公立の美術館の場合、自治体の補助金や予算配分で費用負担がなされているので、かなり入場料が抑えられていても、年間メンバーシップを設定している美術館はほとんどなかったと思われます。
最近は、自治体の直営ではなく、財団法人が運営していることが多いせいか、天下りの問題もありますし、自立しろと、予算がどんどんカットされているようなので、公立でも年間メンバーシップを設定している美術館も出てきています。(公共サービスは無料か破格に安いことに慣れている住民に反発されるので、大抵はかなり低い価格設定ですが。存在意義を主張するために、入場人数を増やすことが目的なのかもしれません。)

このような日本の状況を考えると、シアトル市の名前を冠している美術館(市立なのかどうかはいまいちよくわかりませんが)が、年間メンバーシップを設定しているというのはとても興味深いです。

しかも、もし夫婦で申し込めば、1人分が$40になるので、できれば終わる前に見たかったピカソ展(大人$23)、まだ行ったことのないシアトル・アジア美術館(大人$7)、ガイドブック(欲しいか微妙ですが、$7.95)、1度行ってみたい付属レストランのTASTEで10%オフをトータルで考えるとペイするのではないか、と思ったのですね。
私に限って言えば、美術館の雰囲気が好きなので、図書館のあと美術館で和んで帰るっていうのは素敵なのではないかと、頭がいっぱいになってしまっていました(笑)




実は、Edは、正式なプロポーズ(婚約指輪を膝をついて渡す、ってやつです・・・)を、私が好きなとある日本の美術館でやってくれました(笑)私、爆笑しちゃったんですが・・・

まあそんな思い出もあり、Edも賛成してくれるだろうと思っていたのに、この1カ月程、Edにはメンバーシップのことを何度も話しているのですが、本当に必要なの?本当にピカソを見たいの?もっとちゃんと検討してからにしたら?と言われてばかり・・・
Edは、大学で美術を専攻(今はアート活動はしていませんが)していたくせに、何この温度の低さ、とちょっとガッカリ。
昔、長期ヨーロッパ旅行をしたときに、ピカソは嫌というほど見たらしく、いまいち乗り気ではありません。

私は、ピカソは大ファンではありませんが、3か月前にマドリードで見たゲルニカに普通に圧倒されて、その後すぐシアトルでピカソ展をやっていることを知ったので、見たくてたまりません。
貯金が減るのは痛いけども、場合によっては私個人の貯金から出せばいいいか、と思いつつ、いくつか不明な点もあったので、とりあえず美術館の人に聞きに行こうと思い、SAMを再訪しました。

前回同様、かなり混み合っているSAMです。
と、良く見ると、メンバーシップのパンフレットを持って立っている感じのよいおじさんが!
早速捕まえて、聞きたかったことをいくつか尋ねました。

おじさんは丁寧に答えてくれて、最後に、
「今日は、最初の木曜日だからね、もし今メンバーシップを購入すれば、10%になるからお薦めだよ!しかも、今なら、1カ月間メンバーシップを延長するサービスも含まれるよ。今日申し込めば、来年の2月末まで使えるから、来年に予定されているゴーギャン展も見れるからお得なんだよ!!」
と、まるでTVショッピングのようなトークを展開するではないですか。

ピカソとゴーギャン!これは、いいんじゃない?
しかも10%オフなら、1人$36。ありでしょう!と、おじさんにまんまと乗せられて列に並ぼうとしてしまいました(笑)
いや、さすがに、いくら私が払うといっても、個人情報を提出する訳だし、Edに確認取らないとダメでしょう、と何とか思いとどまり、終業時間を見計らって電話で確認。あまりに興奮して喋ったせいか、圧倒されたようで、なんなくオッケーをもらってメンバーと相成りました。

よくよく聞いてみると、毎月第1木曜日に実施されるArt Walkというイベント(アメリカで初めて行われたときの1つがシアトルだそうですね!)の一環みたいです。パイオニアスクエア周辺のギャラリーが18時~21時まで新しい展示をスタートする日。SAMでは毎月展示内容を変えられないでしょうから、メンバーシップディスカウントをしているんですね。
知らずに行ったのでラッキーでしたが、昨日artXchangeで今年のArt Walkの地図を頂きましたし、1年間は、稀に見るアートな年になるかもしれません。そろそろ引きこもり生活から脱却したかったので、ダウンタウンへ行くモチベーションが増えて嬉しいです。

良かったら、押してください!

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