忍者ブログ
2010年秋にWA州シアトル近郊に移住しました。家族4人(夫のEd、2011年11月生まれの娘、ミニチュア・ピンシャーのKOKO)のゆるやかな日常を、記録しています。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[11/05 ninip]
[10/27 ninip]
[10/15 Pink]
[10/12 Tomozo]
[10/01 おれんぢ猫]
最新TB
プロフィール
HN:
ZIZI
性別:
女性
自己紹介:
2010年10月末に、アメリカに移住・見た目はアジアンだけど中身は完全にアメリカ人のEdと結婚しました。2011年3月にミニチュア・ピンシャーのKOKO(♀)、11月に娘が加わりました。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
P R
カウンター
アクセス解析
忍者アド
[147]  [146]  [145]  [144]  [143]  [142]  [141]  [140]  [139]  [138]  [137

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

The Heart of Americaへ

エコー検査で異常が見つかった先週、大丈夫、と自分に言い聞かせても、KOKOが一所懸命慰めようとしてくれても、さすがに当日とその後2日くらいは、気持ちが落ちるばかりで、浮上できませんでした。

7月3日は、私の誕生日で、今年は、お腹のベビちゃんとKOKOがいて、いつも以上に嬉しい誕生日のお祝いだぁとウキウキしていたのに、一転して暗ーくなってしまっていました。Edと二人だけだと、どんどん暗くなりそうで、明るい義母に会いたくなって、突如、オレゴン州にいる義両親を訪ねることにしました。

土曜日の朝に出発しようと思ったのですが、運転手のEdが、夜の間に行きたいと言うので、金曜の夜にKOKOも連れて出発して、ひたすら東を目指し、夜中に義両親の家に到着しました。
深夜1時を過ぎていましたが、義両親は起きて待っていてくれて、無言でぎゅうっと抱きしめてくれて、安心しました。

義両親は、まさにmiddle of nowhere(ど田舎)と形容したい、オレゴン州の小さな町に住んでいます。ポートランドよりもアイダホ州の方が近い場所です。数年前まで、Edも、闘病中だった義両親の代わりに、お祖父さんを介護するため、この町に住んでいたことがあり、私も10数回は訪ねている場所です。
観光客はもちろんいませんし、アジア人すら、滅多に見ません。Edの年上の従姉で、Edの伯母さんの養子であるLが、この町に来た初めてのアジア人だったそうですから。

何もないですが、でも、静寂と穏やかな空気があって、それが欲しかった私達には、ぴったりの場所でした。



翌日は、びっくりするくらいの夏日で、どこまでも晴れわたった青い空!

4人で近くのレストランでブランチをした後、お義父さんが、車を家とは反対の方角に走らせ始めました。お義母さんは、「サプライズドライブよ~!」と嬉しそう。

しばらく進むと、山と谷と水と農地と馬と牛だけ、っていう景色に包まれました。
なんてことのない景色です。アメリカをドライブしていれば、あちこちで目にする景色。
でも、なんだか涙が出る景色でした。
写真に撮っても、多分、なんてことない景色になるし、私の心象風景とは違ったものになってしまうと思ったので、あえて写真は撮りませんでした。

「This is “the Heart of America”.」(これこそ、アメリカの心よ)
と、お義母さんが言いました。

The Heart of Americaっていう言葉は、初めて聞きましたが、なんとなく意味が分かりました。私は、長い間、アメリカに対して反感ばかり持っていたのですが、今、アメリカにいることが、嬉しくなりました。

翌日の日曜日、私の誕生日には、教会で、独立記念日週末の特別サービスがあり、Edの伯父さん・伯母さんも来るというので、私達も参列して、お腹のベビちゃんの健康を祈りました。数年振りに会えた伯母さんは、難病と闘病中なのに、私のことを気遣ってくれて、優しい言葉と大きなハグをくれました。お義母さんのお友達何人かにも、優しい言葉を次々にかけて頂いて、思わず涙が出ました。

もやもやしていた心が、すっかり晴れて、来てよかったな~と思いました。

応援頂いて、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ
PR

No Title
素敵なお義父、お義母さんですね。
懐の深さや温かさが、伝わってきます。
それにしても、
たくさんの人の優しさに触れた
あったかい誕生日でしたね!!
すぐには心の不安や心配はとれないとは思うけれど
どんなことがあっても、(ないと思うけれど)
優しさに包まれた出産になることは間違いないですね。
ZIZIさんは、幸せですねえー!!
Re:No Title
masakingさん、ありがとうございます。
結婚して初めての誕生日だったし、Edと2人でキャンドルディナー(笑)でも・・・って思ってたのですが、たくさんの人に会えたお誕生日で、良かったです。皆に、どんな子でも、無事に産まれてさえくれればいいのよ!って言われて、私もお腹の子も、幸せ者だな~って思いました!いつか、どんな形でか分からないですが、恩返ししないとですね。
【 管理人ZIZI 2011/07/08 08:46】
No Title
異国の地でも 心温かい人に 恵まれるって どんな 素晴らしい 景色を見るよりも 一番 幸せだろう と 思います。
今 まだ つわり最中ですが 晴天の時は バスに乗って ブラブラ 出かけたり してます 。私は カークランド エバーグリーンにて 受診してます。染色体検査をしてるので 11週目で 早々 性別が分かり女の子です・今まで受けた検査は 羊水検査と 糖尿病検査です。同年代 高齢出産で 同じ WA州 心強いですね!!!
Re:No Title
Yumiさん、本当にそうですね!
アメリカは一度住んだことがあったし、元々そんなに社交的なタイプでもないので、知り合いがほとんどいなくても何とかなるだろ~と、楽観的な気持ちで移住しましたが、落ち込んでいる時に、優しくされて、やっぱり人っていいなぁと思いました。
Yumiさんはカ―クランドなんですね。私は、南の方に住んでいるので、Burienのハイラインなのですが、今日、チェックアップがあって、スウェディッシュにも月1で行くことになりました。染色体が分かれば、性別分かりますもんね!女の子のお母さんっていうのも、同じですね~!嬉しい♪ぜひ、今後ともよろしくお願いします~。最近はお天気も良い日が多いので、お出かけするのにいいですよね。太陽をいっぱい浴びたら、赤ちゃんにも良さそうです!
【 管理人ZIZI 2011/07/08 13:20】
No Title
読んでてなんだか私まで涙が出てきちゃいました。
みなさん、あったかい人たちばかりですね。
3日が誕生日だったんですか!おめでとうございます~♪
素敵な誕生日を過ごせてよかったですね。
ホントに、我が子は我が子。たくさんの愛情を注いで育てましょうね。
うちも含めて、きっとお互いに今の心配を笑って話せる日が来ますよね!
Re:No Title
Jillさん、ありがとうございます!37歳になりました~♪あんまり成長した気がしないですけども(笑)
クリスマスに毎年教会には行っていたのですが、年1回なのに、何人かは憶えていてくださって、田舎もいいなぁって思いました。1年後には、きっと笑い話になってるに違いないと信じてます♪
何の問題もなく出産したと思っていた友達何人かから、「実は、私もね・・・」という話を教えてもらいました。多くの人が同じように(もしくはもっと大変な)心配をして妊娠期間を過ごしているんだなあって思いました。母になるための試練なのかもですね!
【 管理人ZIZI 2011/07/08 13:43】
No Title
はー暫くご無沙汰しているうちに色々とドラマチックな出来事があったんですね。私はたいした検査もせず、赤ちゃんの性別も知らぬまま、のほほんとした妊娠生活を送って産んでしまったので、ZIZIさんの体験談でお勉強させてもらいました。ここでもやはり母は強し。義母さんもZIZIさんもええお母さんですね。
Re:No Title
くるみさん、ありがとうございます!
私、高齢出産で初産なんていっぱいいるし・・・ってかなり軽く考えてたのですが、実は、大変なことなんだということを、身をもって知りました。(もちろん、問題ない人もいっぱいいるとは思いますが)
赤ちゃんだけじゃなくて母体にも影響が出たり、色々あるようです。あまりに軽く考えてたもんで、もっと気を使ってよね!っていう赤ちゃんからのメッセージなのかな、と思っています(笑)
【 管理人ZIZI 2011/07/09 00:51】
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
非公開コメント
この記事にトラックバックする:

忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne