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2010年秋にWA州シアトル近郊に移住しました。家族4人(夫のEd、2011年11月生まれの娘、ミニチュア・ピンシャーのKOKO)のゆるやかな日常を、記録しています。
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HN:
ZIZI
性別:
女性
自己紹介:
2010年10月末に、アメリカに移住・見た目はアジアンだけど中身は完全にアメリカ人のEdと結婚しました。2011年3月にミニチュア・ピンシャーのKOKO(♀)、11月に娘が加わりました。
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13回忌に思う、儀式の意味

先週、3週間ちょっと滞在してくれた母が帰国しました。
やっぱり、母がいた間は楽だったようで、この1週間、1人で娘とKOKOの世話と家事をするのでいっぱいいっぱいでした。

母が日本に着いた日が、父の13回忌でした。
帰国直前、母が、「そろそろ仏壇を買おうと思う」って言ったので、ちょっとビックリしました。
12年前、父が定年を目前に急死した後、頑なに仏壇を買うのを拒んできたので。
私や弟達が、買った方がいいんじゃない、と言っても、「仏壇を買ってしまうと、本当に死んでしまったと認めるようで。仏壇がなければ、単身赴任でいないって気がするじゃない。」と言って、買わなかったので。

でも、こちらに来る前に、13回忌の法要を済ませてきたので、心の区切りがついたのかもしれません。

儀式というのは、人の心に現実を受け入れさせる意味を持つのかも、と、改めて思いました。




私は、父が急死したとき、アメリカでファイナル(期末試験)の真っ最中でした。
留学に大反対していて、アメリカに出発する当日の会話でも、反対の言葉しか言われなかったのに、母から聞かされた遺言は、「中途半端に帰国するな。当初の目的を果たしてから戻ってこい。」でした。
全ての試験と課題を済ませてから帰国したので、私は、葬式にも参加できず、4カ月振りに会った父は、ただの灰になってました。

それ以来、未だに、父が死んだという実感がありません。

そのとき、初めて、葬式というものの持つ意味が分かったような気がします。
悲しみに折り合いをつけ、現実のものとして受け入れるための手続きなんだな、と思いました。

年忌法要というのも、同じような意味を持つのでしょう。
私も、実感がないとはいうものの、儀式を通して、少しずつ受け入れているのかもしれません。
以前は、父の死については、話すことすらできなかったのですが、こうして書けるようになったので。

17回忌には、娘を連れて行きたいです。
生前、自分に孫ができるなんて想像したこともないと母に言っていたそうですが、孫が墓参りに来たら、何を思うのかなぁ・・・。
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No Title
お母さんにとっては、踏ん切りをつけるために、
このぐらいの年月が必要だったんでしょうね。

そして、きっと、
天国のお父さんも、そのことは十分分かってると思う。

お父さんもあまりに急だったから、
魂は現実世界からはいなくなってしまったけれども、
ゆっくりと時間をかけて、お母さんの中の思い出とともに、
一緒に、生きてきたんだろうね。

ZIZIさんにとっては、
最期に言葉を交わせなかったとか、
顔をみることができずにごめんねとか・・・
そういう心残りが、大きなつっかえになっちゃうから、
事実としては受け止められても、
自分の中の現実としては、なかなか受け止めにくいものだったでしょうね・・。

でも、いいんじゃないのかしら。ゆっくりで。ね。

私なんて、いまだに、時々、泣くの。一人で。
急に、ホント突然思い出すことがあって。へへ。

ただ、私の場合は、
最期にまったく言葉は交わせなかったけれども、
でも・・骨を見て拾ったから・・・
だから、確実に事実として受け止められていることが
ZIZIさんとの違いだね・・。

あたしでさえ、受け入れにくいのだから、
ZIZIさんは、もっと難しいでしょうね。

年月の流れはあっという間。

おとうさんも数年後、17回忌で、幸せそうな娘夫婦と孫娘に
逢えるのをすごく楽しみにしてるだろうな・・・。

でも、もうずっと前から、
そばで見守っていてくれていると思うけれどね・・。
Re:No Title
masakingさん、ありがとうございます。もう12年経っちゃったのかーって思いました。
身近な人の死はほんと辛いけど、その中でも特に家族の死は、だめですねえ。
家族同士でもあまり話さなかったんだけど、ちょっとずつ想い出話をするようになりました。
私も、未だに時々突然思い出しては泣いちゃいます。実感ないくせに泣くなんて変だよなあと自分で突っ込みながら(笑)
【 管理人ZIZI 2011/12/23 03:03】
No Title
ziziさん、お久しぶりです。赤ちゃんも産まれて、特に始めての子だとなんでも頑張ってしまって大変ですよね。でもそのうち慣れるので頑張って下さいね〜。
そうそう、お父様の事、お母さんの気持ち、わかる〜〜〜って私もその気持ち考えたらうるうるしちゃいました。私は両親すでに両方なくなっていて、二人共急死。。。。
母の時は人の死なんて全然考えてないお気楽な私でしたから、死を受け止めるのにショックで相当時間がかかりました。今でこそ私もこうやって人にコメント残して話せるまでになりましたが、やっぱり私も時々母の事、父の事思い出すと目頭が熱くなります。母がなくなって14年ですが、未だにやっぱりアルバム見る事出来なくて。。。泣いちゃうのわかるから、つらくて見るの嫌なんですよね。。。
でも日本の法要ってよく出来てるなーって思うの。1回忌、3回忌、7回忌となくなった人を法要、故人を偲ぶと同時に自分の気持ちに区切りつける為の物でもあるんだなあ。。。って思います。自分が頑張れそうになかったときはお互い、故人を思い出して頑張りましょうね!!
Re:No Title
mimikurinさん、ありがとうございます。
mimikurinさんは、ご両親を急に亡くされてるんですね・・・。アルバム見れないの、分かります。実家の押し入れの奥にしまってしまいました。
でも、段々、受け入れていって、自分が死に近づいたら、先に逝った人が多くなって、故人と会える、って死が怖くなくなるのかもしれないですね。私も父に胸を張れる人生になるように頑張りたいと思います!
【 管理人ZIZI 2011/12/31 07:56】
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